とあるお店を覗いたときに見えた椅子。床まで一直線にのびた、背もたれから脚のラインが目に焼きついてしまいました。
完全に一目惚れです。
何度もそのお店の前を行ったり来たりして、ドアが開くのをワクワクしながら待ってました。
それから何年かがたち、たまたま覗いた喫茶店にありました。
運命の再会です。
座り心地を確かめたくて、コーヒーを頼みました。想像以上にしっくりきました。座面も木なのに痛くなく、お尻に吸い付くようです。背もたれは予想通り、包み込むような優しい座り心地でした。
最初に覗いたお店からの情報で、どうやら飛騨家具らしいとのこと。
飛騨家具と言えばあのお店、と思うところに行ってみました。でも、似たものは置いてありますが、あれはない。お店の人に尋ねてみると、カタログにありました、シビルチェアというのか。そこそこのお値段なので、即決はせず考えることに。何日か後、買おうと心に決めてそのお店に行ってみると、なんとカタログはあったけど取り扱ってないとのこと。かわりに取り扱ってる別のお店を紹介してくれました。
もちろんそのままむかいました。そこには、実物の展示もあり、座ってニヤニヤ、また座ってニヤニヤ。不審な動きが店員さんの目に留まり、見積もりしますとのこと。定価で買うつもり満々だったのに、セールしてるからと値引きがあり、即決。
半月くらい後で、我が家におさまったのでした。
めでたし、めでたし。